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2021-8-20

車のグレードの意味や調べ方から選び方まで「知りたい」を一挙解説!

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車のグレードとは?グレードの違いで何が変わるの?

車のグレードとは、ランク分けのことです。グレード名はプリウスを例にすると「プリウスS」、「プリウスSツーリングセレクション」といったように車種名の後に記載されているケースが多いです。
一番下のグレードはエントリーグレードに位置づけられ、最低限の装備や安全機能に留まります。一番上のグレードは高機能なヘッドライトや本革シートなどを標準装備またはオプションで装着できますが、一番下のグレードではオプションでも選択できないものがほとんどです。
同車種でもグレードが複数用意され、エンジンの排気量や駆動方式、装備の充実度が大きく変わってきます。また、グレードによってはエアロパーツやホイールなどの外観、シートやインテリア加飾など内装にも大きな違いが出ます。
グレードによる価格差は車種によっては100万円以上になることもありますが、後に説明するリセールバリューを考慮したりお気に入りの1台を手に入れたりする場合は、後悔しないグレード選びを心掛けましょう。

 

愛車のグレードを調べる方法とグレードとオプションの違いを確認!

愛車のグレードを調べる方法と、グレードとオプションの違いを確認しましょう。

愛車のグレードを調べる方法

グレード情報は車両にも車検証にも記載されていませんが、メーカー公式ホームページ内のグレード検索サービスで、「車体番号」を使って確認することができます。
「車体番号」とは車の身分証明書のようなもので、車検証や運転席ドア付近、エンジンルームの金属プレートに記載されています。「車体番号」が判明したらグレード検索サービスで入力するだけで簡単にその車のグレード情報が確認できます。

グレードとオプションの違いと、おすすめオプションを紹介

グレードとオプションは同じ意味と思う方もいるかもしれませんが、実は全く違います。グレードはエンジンや駆動方式など車を構成する主要部分(ハードウェア)の違いがあるのに対し、オプションは、ハードウェア以外に追加するパーツを指します。
さらに、オプションはメーカーオプションとディーラーオプションに分かれています。メーカーオプションは生産工場で製造時に一緒に取り付けるもので、ディーラーオプションとはディーラーに到着後に取り付けてもらうものです。

おすすめのメーカーオプション

ここではおすすめのメーカーオプションを2つ紹介します。

①安全予防機能

運転に安心感をもたらしてくれる安全予防機能は、年々進化しており、出し惜しみせずに取り付けたいオプションです。

②LEDヘッドライト

LEDヘッドライトは走行時の視認性アップはもちろん、表情が引き締まり、スマートな外観を手に入れることができます。
PRIUS,プリウス

おすすめのディーラーオプション

ここではおすすめのディーラーオプションを2つ紹介します。

①ドライブレコーダー

交通事故は年々減少していますが、悪質なあおり運転に備えて装着することをおすすめします。

②フロアマット

フロアマットは商品によって消臭や防音機能があり、快適なドライブに繋がります。

グレードで使用されるアルファベットの意味を解説

グレードにはアルファベットが使われ、意味を理解するとおおよそのグレード内容がわかります。メーカーによって呼び方は様々なので絶対ではありませんが、よく使われるアルファベットの意味はおおむね同じなので、参考にしてみてください。
C: コンフォート。快適を意味し、廉価グレードに多い
G: ジェネラル。一般的な標準〜上位グレードに使われることが多い
X: 未知で、最先端。トヨタでは下位グレードに使われることが多い
L: 豪華を意味するラグジュアリー。または、限定を意味するリミテッド
R: レーシング。
S: スポーツ。
RS:レーシングスポーツ。モータースポーツを意識した車
GT: グランドツーリング。グランドツアラー
D: ディーゼル。クリーンディーゼルエンジンを意味し、外車によく見られる
Z:アルファベットの最後にあたる。これ以上ない、最高な
F: 富士スピードウェイの頭文字から。レクサスのスポーツモデルに使われる
このほか、グレードには期間限定や台数限定で「特別仕様車」や「特別限定車」が用意されることもあります。廉価グレードや標準グレードをベースに専用装備やチューニングが施され、どちらも人気があるため車を選ぶ楽しみのひとつでもあります。
メーカーや車種によってはグレード名に込められた意味を開発者が熱く語っている場合がありますので、気になる方は調べてみましょう!

けっこう難しい!?グレードを選ぶコツを伝授

グレード選びのコツは好みやライフスタイルにあわせて、ハードウェアを先に決めることです。エンジンを例にするとパワフルなターボエンジンや、燃費を重視したハイブリッドやディーゼルエンジン、これらを先に決めることで、複数あるグレードからかなり絞られます。
積雪地域に住んでいる方は、駆動方式がAWD(4輪駆動)を選択したい方も多いはずです。AWDは一部のグレードに設定されていることが多いので気をつけましょう。
近年減ってきているMT(マニュアルトランスミッション)ですが、運転が好きだから絶対MT車が良い!という方はMTの設定があるグレードから選びましょう。
グレード選びの際は、開放感のあるサンルーフが欲しいなど、ここだけは譲れないというポイントをよく見極めることが大切です。

リセールバリューを考慮しよう!

リセールバリューとは、買取価格のことです。 早期で車を売却し、購入サイクルを回したい方はリセールバリューを考慮しましょう!上位グレードなどリセールバリューが高いグレードを選ぶと、同車種でも下位グレードに比べ、買取価格が高くなる傾向があるからです。
一方の下位グレードは、中古車市場では人気がなく、買取価格が低い傾向にあります。
また、すでに車を所持していて売却を検討している場合は自身の車のグレードを確認してみてください。上位グレードや特別仕様車などの場合、思わぬ買取価格が提示されるかもしれません。

後悔するグレード選びを回避!失敗談から学ぼう

ここではグレード選びの失敗談を2つ紹介します。意識するだけでグレード選びの後悔を避けることができます。

失敗談①:積雪地域に住んでいるが2WD車を選んでしまった

積雪地域に住んでおり、急勾配地域やスキー場などに行く機会がある方は、AWD車の選択が無難です。ここで気をつけたいのが、ライフスタイルに変化があるかもしれないという点です。
例えば冬に子どものスキー授業などウィンタースポーツが始まると、2WD車では心許ないと思います。積雪地域に住んでいる方は、何年か先のことも考えた上で駆動方式を検討しましょう。

失敗談②:リセールバリューを考慮しなかった

リセールバリューを考慮しなかったという後悔は、よく耳にします。 グレードを何も考えずに購入してしまうと、新しく車が欲しくなったとき、リセールバリューの低さに後悔してしまうのです。
車を購入する際は上位グレードや特別仕様車などもチェックし、ディーラー販売員にリセールバリューの良し悪しを聞いたうえで購入することをおすすめします。

高グレードをお手頃価格でゲット?中古車が狙い目!

中古車ですと、高グレード車がお手頃価格で購入できる可能性があります。上位グレードは人気があるので中古市場に多く出回っており、気に入ったグレードの車が見つかりやすいためです。
しかし人気グレードは売れ切れる可能性も高く、サンルーフやレザーシートなど自分の中で譲れない装備が明確であれば、早めに中古車ショップに問い合わせてみてください。
カスタム好きな方は、中古車で高グレード車をゲットすると浮いた分の費用をアフターパーツの購入に回すことができるというメリットがあります。そのため、ディーラーオプション(対応している場合) や、憧れのエアロパーツやホイールの装着が可能になります。

トヨタ・日産・マツダ・スズキ各社の人気車のグレードをチェック!

ここではメーカー各社の人気車種のグレードを取り上げ、特徴を紹介します。

トヨタ アルファード「SC」


アルファードのグレード構成は多岐に渡り、購入者をいい意味で多いに悩ませてくれます。SCグレードは3.5Lエンジンを搭載し力強い走りが楽しめ、エアロボディによるアグレッシブな外観が特徴です。
「S」という名を冠したエアロボディグレードは非常に残価率が高く、80%を超えるものもあります。残価率とは新車で購入してから3年後の買取価格率のことで、仮に500万円で購入しても3年後の買取価格は400万円になります。
リセールバリューも考慮するならグレードに「S」の付くモデルがおすすめです。

日産 リーフ「NISMO」


NISMOグレードは空力性能を追求したエアロパーツが装着され、ボディに赤の差し色が入り、非常にスポーティーな印象を受けます。見た目だけでなく俊敏な操作が可能なステアリング、接地性を高めたサスペンションで安定したコーナリングを実現したドライブが楽しめます。
リーフはバッテリー容量が40kWhと62kWhから選択でき、62kWhを選択すると航続可能距離が40kWh に比べ、4割ほど多く走行可能ですので、予算に合わせて選択してみてください。

マツダ ロードスター「S Leather Package」


S Leather PackageグレードはトランスミッションをAT・MTから選択でき、自分好みの運転が楽しめます。グレード名通りレザーシートを採用し、AT車にはアイドリングストップ機能、MT車にはコーナリング中のコントロール性を高めるトルクセンシング式スーパーLSDが採用されています。
さらに下位や標準グレードにはない、BOSEサウンドシステム+9スピーカーも装備され、音響面でも差別化が図られています。

スズキ スイフト「スイフトスポーツ」


スイフトのグレードは大きく分けて6種類あり、その中で明確に差を打ち出しているのがスイフトスポーツです。1.4LターボエンジンとトランスミッションがMTのみという、走りを楽しみたい方向けのグレードになっています。
スイフトスポーツは他のグレードに比べ、エンジンの最高出力が49psも高く、専用ボディを採用し全幅が40mmも拡大されています。専用バンパーや専用フロントシートなども用意され、中古車市場でも非常に人気の高い車種になっています。 

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